「国際自動車コンプレックス」は、国際的な自動車産業の集積を生かした新たな臨海部開発を展望する構想で「豊橋臨海部整備基本計画」の中核プロジェクトと位置づけられます。 この実現に向けて、学識経験者、行政、外資系自動車関連企業を含む産業界からなる「豊橋臨海部懇談会」を設け、調査・研究を進めています。
国内外の自動車企業に対して国際的なビジネス連携の場を整備・提供するこのプロジェクトでは、日本第一位の自動車輸入港である三河港の臨海部に、次のような条件を備えた日本のゲートウェイ(玄関口)を計画します。
1.陸海空の流通条件の整備日本の中央という地理的な優位性を活かして、完成車やパーツの流通にとって 欠かすことの出来ない、港湾(三河港)、高速道路(東名、第二東名)、 空港(中部国際空港)の一体的な整備を進めます。 2.日本企業と外資系企業の集積交流ポイントの整備日本国内で最大の自動車産業が集積する当地域に、外資系企業が立地集積しやすい 環境を整備し、あわせて日本企業と外資系企業が活発に交流できる ビジネスポイントを整備します。 3.環境を重視した企業展開に対応できる地域整備ISO14000などの環境を重視した企業展開に対応して、流通時の環境負荷を低減するための 共同流通や、自動車リサイクルへの対応を進めます。また、環境をテーマとして、 愛知県で開催される2005年日本国際博覧会と連携した情報発信を行います。 |
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