第2回「全国UJIターン・定住シンポジウム三遠南信大会」のご報告
近年、新たなライフスタイルを求めて、東京や大都市から地方へ転職・移住する人が
増えています。
地方出身の場合UターンやJターンと呼ばれ、都会出身の場合Iターンと呼ばれてい
ます。この現象は、活力を失いつつあった地方各地に新たな活性化の兆しを与え始め
ています。また、社会と経済の構造変革の嵐の中で、大都市・大企業のリストラの一
つの現れ=次の時代のワークスタイルとライフスタイルの可能性を示す現象とも思わ
れます。こうしたUターン、Jターン、Iターン現象を、地方の立場から議論するシ
ンポジウムが開かれました。
全国から約500名の参加者があり、NHK金曜フォーラムの収録もされました。
多くの方々のご協力により、大変な盛り上がりの中、成功裏に終わることができまし
た。
有り難うございました。
- テーマ
- 県境を越えた広域連携による、UJIターンの推進・地域の活性化
三遠南信地域のような県境地域では、いろんな職・住の選択肢をそろえてUJIター
ンをたくさん受け入れるためには、県境を越えた広域連携が欠かせません。
- 日時
- 平成8年1月25日、26日
- 場所
- 新城文化会館(愛知県新城市)
ほかに飯田市役所(長野県)、天竜市役所(静岡県)に分会場を設けて、
テレビ会議でつなぎました。
- 主催
-
- 国土庁
- 飯伊地方拠点都市地域整備推進会議
- 静岡県西部地方拠点都市地域整備推進協議会
- 東三河地方拠点都市地域整備推進協議会
- 東三河開発懇話会
- 奥三河ビジョンフォーラム
- 奥三河開発協議会
- 後援
-
農林水産省、通商産業省、郵政省、労働省、建設省、自治省、
長野県、静岡県、愛知県、
地域振興整備公団、(財)地域活性化センター、全国地域づくり推進協議会
大会の内容
総合テーマ=県境を越えた広域連携による、UJIターンの推進・地域の活性化
- 1月25日
- 1.パネルディスカッション
- 第1部:テーマ=広域的地域づくりと地方回帰の促進
(NHK金曜フォーラムとして放映するため収録しました
=放送予定は3月15日午後10:40〜11:50NHK教育テレビです)
各パネラーのご意見の要点(シンポジウム事務局編)
- 猪爪範子(地域総合研究所研究員)
地方に移り住んで生き甲斐のある仕事をしたい、という人々のため
に、地域づくりの観点から新たな職業教育のような機能を整えてい
くことが必要だ
- 黒川和美(法政大学経済学部教授)
- 佐藤尚道((株)メディアボックス代表取締役)
本当にUJIターンして来て欲しい人に対しては、大きな声で言わ
ずに、そっと良さをささやくことが秘訣(来たい人はたくさんいる
ので、まずは厳しさところをしっかり伝えながら本当に来たい人を
選んでいくといい)
- 高田喜義((財)北海道東北地域経済総合研究所)
- 岩崎忠雄(国土庁地方振興局長)
- 加倉井弘(NHK解説委員)
- 第2部:テーマ:三遠南信地域の事例を検証する
(分会場を結んで、三・遠・南信地域内の当事者によるテレビ討論)
パネラー
- (三河地域)
- 設楽町にIターン、夫とマウンテンバイクの練習にはげむ:鎌
苅優美
- 豊橋市外資系企業にニューヨークからIターン:石川百代
- (遠州地域)
- UJIターンで森林作業会社活性化をねらう水窪町長:伊藤英世
- 春野町で東京から人材を獲得し、会社と地域の活性化:泉沢滋
- (南信州地域)
- UJIターン者で新産業育成をねらう根羽村長:小木曽亮弌
- UJIターン者で企業と地域の活性化を図る社長:西尾安廣
- コーディネイター:千賀裕太郎(東京農工大学助教授)
- コメンテイター:武田圭太(愛知大学講師・元日本労働研究機
構研究員)
- 1月26日
- 5.オプショナルツアー(UJIターンの現場を訪ねながら三遠南信地域
の未来像を探るバスツアー)
- UJIターン者向け町営住宅(愛知県東栄町)
- UJIターンを活用した新たな地域産業おこし(長野県根羽村)
- UJIターン者向け森林組合住宅(愛知県設楽町)
- シンポジウムの事務局をテレワークで(愛知県設楽町)
Last modified: Thu Feb 8 15:01:20 1996