水の王の面
三遠南信地域は、その中の小さな集落ごとに中世から変わることなく伝えられてきた
伝統芸能の舞や祭りが豊富なことで知られています。
今回、飯田美術博物館では文化庁、長野県と共催で,伝統芸能で使用する仮面について,
その背景にある三遠南信地域の歴史性や芸能文化の特性まで含めた特別展を開催します。
このホームページは,特別展の概要とともに、順次,仮面と芸能の世界を紹介していきます。
- 会期:平成8年11月2日(土)から12月1日(日)
- 場所:飯田市美術博物館時術展示室・展示室A(長野県飯田市)
- 観覧料:一般310円(200円)/高校生200円(150円)/小中学生150円(80円)
- ()内は20名以上の団体料金
- 開館時間:午前9時30分より午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
- 主催:文化庁/長野県/飯田市美術博物館
- 後援:飯伊地方拠点都市地域整備推進会議
- 静岡県西部地方拠点都市地域整備推進協議会
- 東三河地方拠点都市地域整備推進協議会
- 中日新聞社/南信州新聞社/信州日報
開催趣旨
わが国の中央部に位置する天竜川流域には、さまざまな芸能が共存し、四季それぞれに厳粛な,あるいは華やいだ貌を見せています。
芸能の多くは異相の精霊−−面(おもて)が登場して、舞、語り、呪法としての所作を繰り返して祝福します。
すでに役割を終え、引退した面も数多くあります。しかし,在りし日の姿は,後継もしくは近隣の面と比較することで、ほぼ鮮明に浮かんでくきます。
本展では,こうした隠居面にも登場を願って、スポットを当てていきます。
祭り−芸能の場−に迎えられた面は、役割と絵記号の論理、すなわち、信仰に基づいた造形、均斉の法則によって,観る者に幻視、象徴、
寓意としての印象をもたらしますが、今回の展示にあたっては、こうした面それぞれの個性に加えて、それを生み育てた三遠南信地域の歴史性、
芸能文化の特性についても見ていきたいと願っています。
- 展示資料
- ・飯田下伊那地方を中心に天竜川流域の芸能に使用される面、及び遺存する面(レプリカを含む)
- ・面が芸能に使用する衣装/採物/祭具
- ・面の芸能や信仰に関する文書、奉納額
- ・面の芸能に関する映像や開設
- など
関連事業
火の王の面
- 講演会
- 11月3日(日)午後2時から
- 武井正弘氏(宗教芸能史研究家)
-
「天竜川流域の芸能の面」
- 11月4日(月)午後1時30分から
- 星野紘氏(文化庁主任文化財調査官)
-
「悪さをする訪れ神と芸能−−追灘,神楽など−−」
- 11月24日(日)午後1時30分から
- 山内登貴夫氏(仮面研究家・絵以上ジャーナリスト)
-
「天竜川を遡った山の神々の仮面」
- 実演
- 11月3日(日)午後1時より
- 「三河の花祭−−山見鬼の舞」(愛知県北設楽郡東栄町御園)
- 刊行物
- 図録「神々の訪れ−−天竜川流域の芸能の面−−」
お問い合わせは
飯田市美術博物館
長野県飯田市追手町2−655−7
TEL:0265−22−8118